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警官の紋章

評価:
佐々木 譲
角川春樹事務所
¥ 1,680
(2008-12)

JUGEMテーマ:読書感想文

北海道警シリーズの第三弾です。
笑う警官」「警察庁から来た男」と、前二部を読んでからでないと、何がなんだかわからないままに話が進んでしまうと思いますので、まだ読んでいない方は順番に読むことをオススメします。
とは言え、僕自身も結構前に読んだので、内容を完全に覚えていた訳ではありません・・・。
 「北海道洞爺湖サミット」に絡めてはいますが、話の本質はそれとは”別”です。
それこそ、前の作品で語られた事件の続きがメインで、舞台がサミットの準備を進める札幌、って感じです。登場する大臣は、実在する政治家を完全に意識できるのがちょっと笑っちゃいました。
話の展開の中心は「その日」と「その前日」がメインなので、短い時間軸の中で色々なエピソードが展開していきます。そのスピーディーさに結構、引き込まれました。
そして、このブログでも何度か触れていますが、札幌に住んでいた経験上、位置関係や風景がリアルに映像として頭に浮かぶので、その点は物語を楽しむ上で「得」してる気がします。
個人的な欲を言えば、最後はもうちょっと「その先を知りたい」感が残りましたが、きっと次回作への”フリ”なのでしょう。結構「デカイ事件」なので、どう言う展開を見せるか、期待したいところです。

それにしても、官僚の出世欲ってのは、決して物語の中だけのものではないと思いますが、個人的には全然理解できません。出世・・・したいですか?人を蹴落としたり陥れたりしてまでしたいもんですかね?そんな「自分」をどう思うんですかね?家族に誇れるんですかね?考えれば考えるほど、理解できないです。
なんせ僕は小さい頃から母親に、「あんたは欲がない」って言われてましたから・・・。確かにそうかもしれません。そう考えると「適度な欲」は必要だと思います。正しいエネルギーに変えられる「欲」はあった方がいいでしょうね。今のわが身を振り返って、そう思います・・・。

そう言えば、「北海道洞爺湖サミット」って去年・・・ですよね?首相は・・・福田氏?なんか、遠い過去のように感じられます。会場になった「ザ・ウインザーホテル洞爺」は行ったことがありますが、サミットを開催するにふさわしいハードとソフトを兼ね備えたホテルです。景観も”晴れていれば”素晴らしい!逆に言えば”晴れていなければ”雲に隠れて何も見えません。さらに言えば「洞爺湖ロングラン花火」は”相当遠い”眼下で「・・・ポコン、ポコン」程度にしか見えません。
それでも、お金さえ出せるのであれば、行く価値は十分にあると思います。
とは言え、僕が札幌に行ってから「ホテルエイペックスリゾート洞爺」としてオープンしたものの、その後のなんやかんやで廃業。それからの復活ですから、感慨深いものがあります。

追伸:「笑う警官」が映画化されるんでしたね。今初めてサイトを見てみましたが、キャスティングのイメージが・・・個人的なものとは大分違います。特に宮迫氏・・・。大森南朋氏も、いい役者さんですけど、佐伯のイメージか・・・?さらに言えば、バーのマスターが大友康平氏・・・。まぁ、見応えのある作品に仕上がってくれればいいと思います。「地上波」で放送されたら見ます(^_^.)

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